2022年12月23日金曜日

直真立花(極真) 若松 柳 水仙 椿

 

花材:若松 五葉松 柳 栂 ツゲ 梅(寿枝) 伊吹 枇杷の葉  椿 水仙 小菊

直真(じきしん)立花

①極真立花
 真:三段(又は二段)の若松、請と控枝:老松、胴:伊吹、前置:ツゲ
 正真:茶筅松か禿松、大葉は必ず大葉、草道は順草下がり、木留は流枝方
 副か見越のどちらかに垂物を使う時は他には用いない
 胴内花座は大葉正面に使い、全体を端正な美しさに仕上げる

②真の行の立花
 真:老松の直立する枝(幹作り)、付葉は7,9,11段と奇数に
 

③真の草の立花
 松以外の高木(桧・伊吹・もみ・栂・槙)、花木(梅・桃・木蓮)、竹など上段物の直立した幹を真とするとき
 前置:ツゲに限らず、椿やつつじを用いてよい


【三浦先生の作品】


若松は2本を組み合わせてワイヤーで留める
胴内花座は季節の目出度い花を大葉正面に


上から見たところ



2022年12月21日水曜日

立花正風体 雪冠杉と水仙とバラ



花材:雪冠杉 赤柳 青文字 水仙 著莪 バラ ソリダコ ドラセナ ゴッド アゲラタム 玉羊歯
横から見たところ
【三浦先生の作品】





2022年12月11日日曜日

小さな砂物 正風体 2022冬季講習


花材(草物):アンスリウム オクロレウカ デンファレ アンペライ ヘリコニア ウーリーブッシュ リュウカデンドロン ホワイトスター ゲーリック 撫子 タマシダ


真の出は10センチ。小さくても役枝によって出は異なる。水際は2.5センチ。

上から見たところ
横から見たところ

他の受講生の作品
新風体

上から見たところ
砂が剣山に落ちないようにナーステープやクリアファイルで穴を塞ぐ
 

2022年12月10日土曜日

小さな砂物 新風体 2022冬季講習


 2022冬季講習 古川浩孝先生

小さな砂物 新風体

花材:五葉松 ボケ デンファレ 桧 苔ツツジ ヘリコニア タマシダ アスチルベ テマリソウ リューカデンドロン ホワイトスター ゲーリック

立花十態の一つ

立花の遠景の景観美とは違って、浜辺の近景を表す。海の向こうは黄泉の国。この世のものではない。

斜めから
上から見たところ
横から 松は後ろから前へ。水際はもっと低い方がよい。
松の幹にキリで穴を開け、合い釘を刺して枝を繋ぐ。幹の先を残すことが大事。

他の受講生の作品。斑入りのカランコエは裏を見せて。

↓桧の使い方の参考例

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【砂物花器の下仕事】

①道具類 

砂鉢 剣山の台(オアシスも可)  発泡スチロールの天板 剣山 クリアファイル 白石(細かい)

 剣山を台の上中央に置き、針先が花器口から3〜4㎝になるように台を調整する

③天板を花器にピッタリ合わせて切り(花器口から1.5〜2㎝下がり)、砂が落ちないように花の分だけ穴を開けて生け始める


④生け終わったら、砂が落ちないようにクリアファイルを数枚に切って敷き、穴を出来るだけ塞ぐ。太めのナーステープで水際の縁を塞いでもよい。

⑤白い砂(小さな花器の場合は小さな砂)を花器口まで平らに敷き詰めて完成