【 習物七ヶ條 】
部分の変化や構成法を考える七つの心得
①昇り胴大遣い
②請上り内見越・・真の除が低い場合、請を見越の位置まで高請にする。
②大内見越・・・・真の除は通常。真の内側から請を包むようにかぶせる大垂物。
③水仙なげ葉
➃藤かけ松
⑤薄一葉・・・・・副か見越のそばに薄の葉を仮葉として一枚使い均整を整える。
⑥二枚大葉
⑦谷草
【 立華十九ヶ條 】
（一色物七ヶ条・流枝三ヶ条・前置三ヶ条・胴三ヶ条）
明治十九年に池坊専明によって定められたもの
立花の口伝花
①松一色
②桜一色
③燕子花一色
➃蓮一色
⑤菊一色
⑥紅葉一色
⑦水仙一色 （千両・小菊・特別科 寒菊）
❽中段流枝
❾請流枝
❿左流枝
⑪松の前置
⑫万年青の前置
⑬歯朶の前置
⓮松の胴
⓯竹の胴
⓰牡丹胴
⑰檀つつじ
⑱合真
⑲二ツ真
【 立華十態 】
①正風体「直 の花を云」
②幽玄体「除真体を云」
③景曲体「砂之物を云」
➃野澤体「草花立を云」
⑤池中体「水草立を云」
⑥山頭有草体（ｻﾝﾄｳﾕｳｿｳﾀｲ）山で寝ころんで眺めた景色。眼前に木。上に草。
⑦山下有竹 体
⑧枯木強力体
⑨一色体
⑩乱曲体
【 立花新風体の形態 】
①②③真 草木の姿を生かした自然体 ④⑤⑥行 作者の想いで創作 ⑦⑧⑨草 飾る環境
①長高体(ﾁｮｳｺｳ) 品格高く、のびのびとした優雅な立花
②麗容体(ﾚｲﾖｳ) 花物が多く、奥ゆかしくも華やかで優美な立花
③神妙体(ｼﾝﾐｮｳ) 神仏に捧げ、賓客をことほぐ立花。謹厳端正にして真なる雰囲気
④横溢体(ｵｳｲﾂ) 横溢する生命力を表現した、横に広がる立花
⑤一色体(ｲｯｼｷ) 一色表現に適した花材で一瞬の生命の充実発揮を見せる立花
⑥景曲体(ｹｲｷｮｸ) 長汀曲浦を象徴した景観、琴瑟相和した立花。（連瓶表現）
⑦軽妙体(ｹｲﾐｮｳ) 掛け、釣りの軽やかな立花。立てる姿を保ち、なびきやながしを見せる
⑧微妙体(ﾋﾞﾐｮｳ) 小品の立花 (飾る環境への調和と印象を心がける)
⑨乱曲体(ﾗﾝｷｮｸ) 広口および砂之物。花材の出生と形状にふさわしい変化
