【木がち立花】
花材:万作 栂(とが) 若松 イブキ 斑入りイボタ 菊 竜胆 オクラレルカ シャガ 椿 ホトトギス
【立花新風体の形態】九体
1.真の雰囲気 草木の姿をそのまま生かした自然体[私意を入れない]
①長高体(チョウコウタイ)…品格高く、のびのびとした優雅な立花
②麗容体(レイヨウタイ)…花物が多く、奥ゆかしくも華やかで優美な立花
③神妙体(シンミョウタイ)…神仏に捧げ、賓客を寿ぐ立花。(他を労わる)
2.行の雰囲気 作者の想いで創作する[私意・作意を取り入れる]
④横溢体(オウイツタイ)…横溢する生命力 横に広がる立花(洒落木や松など)
⑤一色体(イッシキタイ)…一色に適した花材で 例:菊・バラ・燕子花など
⑥景曲体(ケイキョクタイ)…長汀曲浦・琴瑟相和 立て分け・重ね体 連瓶
3.草の雰囲気 飾る環境への適応(水際は低く1~2㎝)
⑦軽妙体(ケイミョウタイ)…掛け、釣り 立てる姿で"なびき・ながし"を見せる
⑧微妙体(ビミョウタイ)…ミニチュア立花 限られた空間を生かす 素材の感動を表現
⑨乱曲体(ランキョクタイ)…広口、砂物
【 作品例】
⑨乱曲体 小さな砂物 2024/8
立花新風体 長瓶と掛は、普通の花器と生ける時の目線が違う。
長瓶(40-60㎝)は45㎝の高さの台に置いて生けると良い。斜め上からの視線で円相をイメージして前後左右上下に間合いを取れるように
掛の場合、目線は花器口の高さで。水際は1.5㎝ほど
花材:『主道具(おもどうぐ)』タケシャガ 『用道具』ツルウメモドキ 『あしらい』コスモス 沖縄シャガ 黒柳 アプライト 『正真•胴•前置•後囲』ヘリコニア ラビットファン ブルースター シーグレープ
立花正風体は型
立花新風体は心 遊び心とテーマが必要
中村福宏先生
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