2024年9月9日月曜日

立花新風体の形態 9体

 【立花新風体の形態】九体

1.真の雰囲気 草木の姿をそのまま生かした自然体[私意を入れない]

 ①長高体(チョウコウタイ)…品格高く、のびのびとした優雅な立花

 ②麗容体(レイヨウタイ)…花物が多く、奥ゆかしくも華やかで優美な立花

 ③神妙体(シンミョウタイ)…神仏に捧げ、賓客を寿ぐ立花。(他を労わる)

2.行の雰囲気 作者の想いで創作する[私意・作意を取り入れる]

 ④横溢体(オウイツタイ)…横溢する生命力 横に広がる立花(洒落木や松など)

 ⑤一色体(イッシキタイ)…一色に適した花材で 例:菊・バラ・燕子花など

 ⑥景曲体(ケイキョクタイ)…長汀曲浦・琴瑟相和 立て分け・重ね体 連瓶

3.草の雰囲気 飾る環境への適応(水際は低く1~2㎝)

 ⑦軽妙体(ケイミョウタイ)…掛け、釣り 立てる姿で"なびき・ながし"を見せる

 ⑧微妙体(ビミョウタイ)…ミニチュア立花 限られた空間を生かす 素材の感動を表現

 ⑨乱曲体(ランキョクタイ)…広口、砂物

 

【 作品例】

⑧微妙体 2024/9/8

 

 

⑨乱曲体 小さな砂物 2024/8




2024年9月8日日曜日

立花新風体 微妙体 アレカヤシ アンスリウム

 


花材:アンスリウム アレカヤシ 白グミ ワレモコウ ヘリコニア ツルウメモドキ ゲーリックス キョウチクトウ斑入り セキショウ 金水引

・微妙体の水際は花器口から約1.5㎝と短いけれど、水際の有無が自由花との違い。
・ミニチュア立花と言われる微妙体。下から直系60㎝の円相をイメージして座って上から目線で生けるとよい。
・普通の立花新風体は、水際の上から直径100㎝程の円相。
・立て花と微妙体の違いを意識する

今回は小さな蘭メリーファンタジーとの出会いから



【他の受講生の作品】


















 
 
中村福宏先生 研修講座「基礎から楽しく学ぶ立花新風体」

2024年9月7日土曜日

立花新風体 長瓶と掛 山シダ

 立花新風体 長瓶と掛は、普通の花器と生ける時の目線が違う。

長瓶(40-60㎝)は45㎝の高さの台に置いて生けると良い。斜め上からの視線で円相をイメージして前後左右上下に間合いを取れるように

掛の場合、目線は花器口の高さで。水際は1.5㎝ほど

手直し後

手直し前手直し前
主道具の山シダの角度をもっと高く
上から目線で偽空間と間合いを作る



【他の受講生の作品】


「掛」



2024年9月6日金曜日

立花新風体 タケシャガ ツルウメモドキ

 




花材:『主道具(おもどうぐ)』タケシャガ 『用道具』ツルウメモドキ 『あしらい』コスモス 沖縄シャガ 黒柳 アプライト 『正真•胴•前置•後囲』ヘリコニア ラビットファン ブルースター シーグレープ


立花正風体は型

立花新風体は心 遊び心とテーマが必要

中村福宏先生


【他の受講生の作品】






2024年9月3日火曜日

生花 下段流枝 山査子

花材:山査子(サンザシ) 小菊

真の前あしらいの枝を斜め前へ


もう少し上の中段流枝の方が良かった